こんにちは。
私は現在3人の子育てをしながら、通信制の大学(短大)である産能短期大学に通っています。
大変だけど卒業できれば憧れの(短)大卒!絶対に2年で卒業するぞという意気込みで日々頑張っています。
私は大学入学する前に高卒認定試験を受けていました。
その時は大学入学なんてまったく頭になかったのですが長年中卒という学歴がコンプレックスだったので育休中に思い切って受験することにしました。
結果として第一子育休中に6科目、第二子育休中に2科目をとって合格しました。
とにかくお金をかけたくなかったので完全独学で乗り切りましたが、結論からいうと独学で十分合格できます。
今日は30代で高卒認定試験に合格した際の勉強方法をお伝えします。
- 現役からかなり時間がたっている
- 勉強する習慣がもともとない
- どうやって勉強したら良いかわからない
- なるべくお金をかけたくない
そんなかたはぜひ読んでみてください♪
※私が最初に受験したのは2018年、最終的に合格したのは2021年です。2024年より科目が若干変更になっていますのでご注意ください。
高卒認定受験時のスペック
- 32歳
- 現役から15年以上離れている
- まともな学習経験は現役以降一切なし
- 第一子育休中
- 勉強時間はこどものお昼寝タイムか寝た後がメイン
- たまに一時保育や夫に預けて図書館に行ったりしていた
ちなみに免除科目は0。高校は行きましたが1か月くらいで行かなくなり結局夏休みに退学。その後通信制と定時制に通学しましたが結局修得単位はなかったようで最低8科目の合格が必要でした。
かかった費用・期間
まずはかかった費用から。当然ですが受験料がかかります。私は2回受験していて1回目は8科目、2回目は2科目の受験料が必要になりました。料金は
受験料
文部科学省サイト
7科目~9科目 8,500円
4科目~6科目 6,500円
1科目~3科目 4,500円
となりますので
1回目 8,500円
2回目 4,500円
合計13,000円
独学の参考書代金として14冊・約30,000円
※私が購入した時点での値段です。今は物価高で全体的に値段があがっているようでした・・・
基本的には上記の料金のみで合格できました。
通信講座当で勉強をすると、だいたい10万円前後の講習代金が発生するので1/3くらいの料金で合格できたのでよかったですが、もっと厳選すれば25,000円くらいでも可能だったかなと思います
ちなみに私が受験した科目は
- 国語
- 数学
- 英語
- 現代社会
- 地理A
- 地学
- 科学と人間生活(不合格)
- 世界史A(不合格)
です。
現在は
国語 | 必修 |
地理 | 必修 |
歴史 | 必修 |
公共(公民) | 必修 |
数学 | 必修 |
科学と人間生活 | ①「科学と⼈間⽣活」の1科⽬ 及び「基礎」を付した科⽬の うち1科⽬(合計2科⽬) ②「基礎」を付した科⽬のうち 3科⽬(合計3科⽬) のどちらか |
物理基礎 | |
化学基礎 | |
生物基礎 | |
地学基礎 | |
英語 | 必修 |
となっています。
上記にもあるとおり私は8科目受験して6科目合格でした。その時の期間が4か月くらいです。
平日は長女がお昼寝中に2時間弱と寝てから1時間くらいできれば良いほう、休日は夫がいるので基本的に勉強しませんでした。直前期は土日も3,4時間近くの自習スペースに行って勉強させてもらった時もありました。長女はとても体が弱くてすぐに熱をだして数日勉強できなかったり、さらに受験直前に10日ほど入院もしたのでなかなか思うように勉強できませんでした。

病院の図書室で勉強したのもいい思い出。ちなみに長女はまだまだしょっちゅう熱をだします。(号泣)
次の2科目の時は(3年後長男の育休中)2か月前くらいから同じようなペースで勉強をはじめました。
勉強方法(実際使った参考書)
高卒認定はさほど難易度は高くありませんが、とにかく範囲が広い!!
高得点ではなくてとにかく合格を目指すかた向けの勉強方法です。
まずはこれを買いました。
こちらは参考書ではなく高卒認定の概要がのっている本なのですが、まあネットでも得ることができる情報なのでなくても良いとはおもいますが、1冊にまとまっているので便利でした。
範囲をしぼってポイントをおさえる学習が大切!
次にまずはざっくり「高卒認定」の学習のポイントを理解したかったのでこちらの参考書を購入しました。
国語・数学・英語の3科目版と、選択制の科学と人間生活・物理・化学・生物・地学の5科目版になります。
≪特徴と概要≫
学びリンク株式会社
1. 最低合格ライン「45点」に的を絞った“やさしい”解説!
2. 大学受験等に有利となるA評価「80点」以上も目指せる!
3. 膨大な範囲を整理し、勉強方針を示してくれる!
高卒認定の本質がぎゅっと1冊にまとまっているような内容でした。
高卒認定は浅く広く理解することが重要なのですが、独学者はどこが重要かというポイントがわからないのでどっから手を付けて良いかわからず途方にくれてしまいます。そんな困りごとをしっかりと解決してくれる初学者にはぴったりの本です。
私が勉強したときは文系と理系にわかれていたのですがこちらが最新版のようです。
数学は積み重ねが重要!ポイント学習は無理。
次に数学の参考書です。数学と英語はポイントをかいつまんで学習するというのは難しいというか不可能です。しっかり基礎を頭にいれる必要がありました。
ちなみに私はこれより以前にでていた
こちらを使用していました。私が受験したときはこちらしかなかったと記憶しているのですが、高卒認定用では無くて中学数学の基礎を学ぶ参考書です。
とってもわかりやすく高卒認定だけじゃなくて、現役の学生さんで数学につまづいている方はこちらで勉強してみても良いかもしれません。
語りかける数学で基礎的な内容を理解したうえで
こちらのワークブックで実践的に問題を解いていくことで、数学は90点超の高得点で合格することができました。(自己採点の結果です)
最新版は高卒認定にコミットしているみたいなので、1冊だけで網羅できるのかもしれません。基礎学習ができていないと点数がとれないのでまず購入されるのであれば語りかけるシリーズの最新版をおすすめします。
英語はよく出る単語を覚えて基礎を理解すれば何とかなる
こちらも高卒認定用ではなくて中学基礎レベルの英語学習用です。現役生の方にも良いかもしれないです。英語が苦手な人のために作られた参考書という感じでわかりやすかったです。
ちなみに私は英語の学習をする時間がほぼ取れず、パラパラと隙間じかんにこの本を読んで(合計しても2時間くらい)前日に過去問を1時間くらいやっただけで合格できました。(自己採点で55点くらい)
とにかく中学レベルのよく出る英単語を覚える。それだけで文章の意味がなんとなく理解できるのであとは基本的な文法をおさえていけば合格点は取れそうです。
よほど英語が得意ということでなければ高得点は狙わず確実に合格を目指したほうが無難です。
定番参考書高卒認定ワークブック
地理A・地学・科学と人間生活はしまりす親方シリーズとこちらで勉強しました。
もうとにかく範囲が広い(涙)まずはしまりすシリーズで要点を確認してから、このシリーズで学習するのですがわたしはさらっと暗記するというのが大の苦手で・・・ある程度理解しないと気持ち悪くて次の単元にすすめないというのと、単純に何回もしないと記憶できないのですごく時間がかかりました。科学と人間生活は1回落ちてるし
定番ですがわかりやすい参考書でした。
やっぱり最後は過去問。
![]() | 高卒認定スーパー実戦過去問題集(8 2024) 地学基礎 (SUPER J-Book Series) [ J-出版編集部 ] 価格:1980円 |

![]() | 高卒認定スーパー実戦過去問題集(3 2025) 地理 (SUPER J-Book Series) [ J-出版編集部 ] 価格:2200円 |

![]() | 高卒認定スーパー実戦過去問題集(10 2025) 科学と人間生活 (SUPER J-Book Series) [ J-出版編集部 ] 価格:1980円 |

ワークブックの後は過去問で仕上げをしました。文部科学省のHPから過去問を印刷して解くこともできるのですが不安な科目のものは専用のものを購入しました。
かなり実践的な内容なので、これで勉強方法はあっているのかな?と不安になっていてもこれで点数がとれると安心しました。逆にこれで解けないとワークに戻って学習しなおします。
本番の過去問を解いて解けなかったとき今まで勉強がすべて無駄だったような気がしてメンタルが落ちるんですよね・・・。なのでワンクッションでこういった過去問があると良かったと思います。
科学と人間生活は1回落ちたけど
全教科の過去問集も購入していたのですが、こちらは最新版が見つけられなかったので割愛します。

HPからダウンロードしてねってことなのかな
勉強時間の配分は作戦だてて
専念できる環境の方以外は、とにかく勉強時間の確保がネックとなります。
私のように科目数が多いと全教科に時間をかけるのは無理なので作戦だてて時間配分を行う必要があります。
例えば国語と現代社会(公共)はしまりすシリーズでかいてあるところを勉強しただけでしたが1回目で合格できました。点数は覚えてないのですが試験を受けてる最中からまあ大丈夫だろう・・・という安心感はあったのでこの2教科はそんなに時間を費やさなくても良いのかなと思います。
そして世界史Aに関しては全くのノー勉強で受験しました。そして落ちました

これは決して自信があったというわけではなく、範囲が広すぎて覚えきれないからあきらめてほかの教科の合格率を上げようという作戦でした。
マークシート式なのでめっちゃ運がよければ合格するんじゃ・・・と思いましたが普通に不合格でした笑
高卒認定は年に2回しか受験することができません。これを逃すと最低半年後になりますし育児や介護、仕事をしていると半年後同じように時間がとれるとはかぎりません。一度合格すると有効期限はありませんのでとにかく確実にひとつずつ合格していきましょう。
7科目以上は同じ受験料なのでとりあえず出願しておくのが良いかなと思います。
中学の基礎がまったくわからないと独学は厳しい
私は実は中学受験をして私立中学に通っていたので中学基礎はかなりしっかり勉強していました。
中学基礎をしっかり理解したことがないと独学は厳しいと思います。
例えば小学校からあまり学校にいけず勉強する習慣が無いとか、公立中学での授業にまったくついていけなかったということであれば通信講座や通学を検討したほうが良いと思います。
お金も大切ですがそれ以上に時間のほうが大切なのでご自身が独学か通学や通信で学ぶかしっかり検討してみてください。
まとめ
- 高卒認定は範囲は広いが難易度はそんなに高くない
- 数学・英語はとにかく基礎が大事
- 国語・公共は最低限の時間で合格を目指す
- 暗記科目はポイントをおさえる
- 無理ならあきらめて他教科に勉強時間を割くのもあり
もうすぐ令和7年度の高卒認定試験の出願がはじまります。まずは受験案内を入手してからそれにそって必要書類を準備し出願します。
いかなる場合も期限をすぎると受付してもらえませんので気になる方は受験案内の入手だけでもされてはいかがでしょうか(215円の送料と支払手数料が必要です)
以上!独学で高卒認定試験を合格した際の勉強方法でした♪参考にしていただければ幸いです♪
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